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走って曲がって止まる。

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ケパーソ!



































20代の時です。

金もあまりなく、でも、気張って、

どうしても、

どうしても古いクルマに乗りたかったんです。

アメリカで。



チャンスはいくらでもあり、

住み始めて直ぐに、

ピックアップトラックをゲット。


古いクルマなんて、

ほとんど日本で生で見たことがない。

ナンボなんでも、

今のクルマと同等までとは行かんが、

それに近い使い勝手はあるやろうと、

安易な考えで買った、乗ったのが、間違い。

いや、結果的に大正解だったんですが、

それはそれは、

びっくりハプニングだらけ!!ロサンゼルスで。




映画のワンシーンさながら。マジで。

クルマはスピンするわ、エンジンフードから、

ケムリがモクモクと出てオーバーヒート、

ブレーキがすっぽ抜けて大汗かきまくり、

ファンベルトは切れる、

ファンブレード折れて、

インナーフェンダーに突き刺さる、

リーフスプリングが折れてガタガタ、

フリーウェイでエンジンがドッカーン!

アメリカの古いマンガみたいに、

ちょっと上へ飛び跳ねた様な衝撃…


黒人の友達を横へ乗せて、

ノリノリでドライブをスタートしたは良いが、

イキナリ、

あの大きなエンジンフードがカバッと開き、

目の前をさえぎり、

そのまま走行して、

おいおいおいおいおーーい!

映画のワンシーンみたいな声を出してました。笑




とにかく、

あんな異国の地で色々とやりました。。。笑


ほんと、運が悪いヤツなら、

今頃、僕はとっくに存在してないんじゃないか?

っと、言うぐらい、なんだかんだ体験しました。

でも、怪我せず、させず、

ひょっこりと運の良さだけで、

乗り切って来ました。



守護してくれてる人がいるんでしょうかね。。。



だから、

最低限、ここと、ここと、ここは、

やっとかにゃ、変えとかにゃ、って言うのは、

直ぐわかる。

アメリカなんかより、

もっと、シビアなコンディションの日本。

それに+αを付け足して走らせにゃなりません。


オリジナルのEARLY FORDは、

誰にも負けんぐらい、何十台も乗って来た。

何十台の乗り味フィーリングも見て来た。


だから、分かります。


出来るだけ古い当時のままの機構は残し、

見た目良く、尊重し、

見えない所や見える所でも要の部分は、

思い切ってNEWを入れる。


そうやってやると、

しっかりとポテンシャル高く、

ちゃんと走り抜いてくれるのがFORDなんです。










FORD1935年当時はメカニカルブレーキが純正。

それをフルオーバーホールしました。

仕上がって来ました。













































ブレーキは現代の日本素材。

圧着して、強度を出す為に窯で焼き上げてます。











































耐久性や使用感は、

デイ氏の40FORDで実証済み。

ドラム側もシューライニングに合わせて研磨。








































車体の色々な所からひょっこりとお目見えする、

オリジナルのFORDスクリプトに、

心、洗われます。


FORDは、

各部パーツをバラすとあちこちから、

FORD魂を見せつけて来ます。

カッコイイですね!







発電、電装、冷却、制動、

今回はフルにやらねばなりません。

まんまオリジナル度、高過ぎます!!






























たのしぃ〜てしゃ〜ない!

申し訳ねぇけんちょもー!























ムチョムチョー!






























Best Regards
CHICAGOBOY


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