ケパソ！コモスタッ！
んじゃーミスターアイザック。
コンプトンのマテリアル屋まで、
僕が運転して行くから、
横で道案内、
頼むねー。
ミスターアイザックを横に乗せて、
しばしのドライブ。
車中、
色々と質問が沸いて来て、
彼に聞いてみた。
何年前からこの内装のレストアを
やってんの？
-1961年からだから、ザクッと50年以上-
LAサウスセントラルで50年もアポストリー
やってんの？？
すんげーそれ！笑
確か、生まれもLAサウスセントラル
だったでしょ？？
-いや、違うよ。-
えっ？マジで？
僕、勘違いしてました！
生まれも育ちも、
生粋のLAサウスセントラルかと。。。
んじゃ、
何処の生まれ？
-南部、アラバマ州-
えっ？アラバマ？
アメリカに居れば、
そりぁーもう、
この「ノリ」スイッチが
完全にアメリカ方向へＯＮ。
そんで、
ノリだけで生き抜いてた僕なんで、
（日本でもあんま変わんねーけど。。。笑）
「アラバマ」っつー「ふり」を貰えば、
即座に、
スイ～ホ～ム アラバマッ！
イェ～！
って、ハンドル握りながら肩を揺らし、
シャウト！笑
実は、
このバンド、
レイナードスキナードは、
レベルフラッグ（南軍旗）を
バンドイメージにし、
白人至上主義的な匂いを漂わすノリ。
全員白人のバンド。
お客さんも、ほぼ白人的な。。。
なので、
ブラックガイのミスターアイザックの前では、
奴隷制や人種差別的なイメージを連想させ、
嫌悪感を抱く可能性が有るので、
むやみに僕みたいな
バカ日本人が歌うもんじゃねーなと、
あっ、やべぇかな？っと、
反省しつつ、
横目でチラッと反応を
伺ったら、
なんの、なんの。。。。なんなのなんなのー笑
レイチャールズバリな
肩揺らし、ニカッーな笑顔、
ノリッノリで、
スイ～～～ホ～ム アラバマ！！！！
そらぁー
二人で、
爆笑しながら歌いましたぜ。
スイートホームアラバマを！笑
たのしぃ～てしゃ～ない！
って、思わず日本語で、
言っとりましたわ、
ミスターアイザックも。。。笑
やっぱ、
故郷の歌なんで、
大好きだそうです。
仕事中も、
クラシックロックチャンネルの
ラジオに、
この曲をリクエストするぐらい。。。
うちの店も、
毎日、
ネットでＬＡクラシックロックチャンネルを
リアルタイムでＢＧＭとして
流してるんで、
ひょっとすれば、
ミスターアイザックのリクエスト分を、
知らず知らずと聞いてるかもね～～～。笑
1961年当時のLAの話。
そん時の走ってた車の話。
仕事の話。
色々と話して貰いました。
一言一言に、
リアルな、
本物な重みが有りますね！やはり！
内装のマテリアルは、
1930年代調の雰囲気。
毛足の短いモヘアで。
色は、キャメル、ライトブラウン、
ベージュ辺りにしよう。
サンプル画像は、
こんな感じ。
なんなら、
この雰囲気まんまを、
完全コピーしても構わない。
そんなオーダーです。
NEWオーナーの、
イグチ氏の立場、考え、ノリを、
全て頭に入れて、
アメリカにカッ飛びますので、
後は、ドシッと待っていて下さい。
僕は、そう言いました。
その使命を果たす為、
ミスターアイザックと一緒に、
マテリアルサンプル一枚にまで
現地で直接僕が手を触れて、
相談しながら、
チョイスをしてきました。
色々な条件は、
もちろん有りますが、
僕が本気モードになれば、
ここまでさせて頂きます。
こういう所まで、
ブログで出します。
安心して頂き、
ワクワクドキドキして
プロセスまで濃密に
楽しんで頂ければ、
嬉しいです。
夢の有る車。
そんな車で日本をカッ飛べば、
そりゃ～たのしぃ～てしゃ～ない！
っしょ！笑
着きました。
人気の少ない、
なんだココ？？？
な、感じの寂れた工場エリア。
アイザック曰く、
老舗のマテリアル屋だそうです。
ほっほーん。
どんなもんじゃろー。
一緒に行ってみっぺ。
ほんと、辺りは殺風景な感じです。
こんな感じの方が、
なんかゾクゾクして、
良いっすね♪
ミスターアイザックも、
ジャケットの襟を正して、
「仕事」モードになります。
昔馴染みの客と店主の
アメリカ流挨拶。
写真を見た雰囲気だけで、
陽気なあの会話のやり取りが想像出来ますね♪
店内と言うか、
倉庫内は、
なかなか凄い事になってました！
この店も、
ミスターアイザックがLAに越して来た
60年代初期にビジネスを始めたそうです！
ここのガマガエルみたいな店主のオヤジが、
また、強烈なキャラで。。。
頑固ガマガエルオヤジ。。。笑
恐らく、僕一人が、初見で行っても、
まったく相手にして貰えないでしょうね。。。。笑
声なんか、
見てくれ通り、
アメリカの有名ラジオＤＪ、
アメグラにも出てた
ウルフマンジャックが
もう数十年、
年を取ったであろうダミ声。。。笑
21世紀にもなって、
こんな声をまだ、
出せる人間いるのかと、
感心してしまいました。。。。笑
ミスターアイザックは、
オープン以来の馴染み客なんで、
店主に、
テキトーにやっとけと、
自由にやらせて貰ってるみたい。
だけど、
チョイチョイ、
あれはやめろ、これは触るな、
あーだーこーだーと、
小言を。。。笑
見て無い様で、
見てんだ。このオヤジさん。。。笑
まぁ、それにしても、
膨大な量と、
膨大なカラーサンプル、
マテリアルサンプル。。。。
サンプルの山を、
二人でほじくって、
ガマ店主に、
怒られながら、
また、ほじくってほじくって、
また、怒られて。。。。笑
んで、二人でニカーッと笑って、
また、ほじくり上げて、
ほじっくて、そして上げて、
また、
ガマられて。。。笑
ん？ガマられて？
新語やな。。。ぐはは。
んで、
ガマられ倒したあげく、
ミスターアイザックが、
サンプルを掘り起こして、
こんなんどーよ？
と見せてくれました。
おー！
なかなかバッチグッチョンやん！
そうそう、
手触りの感触はこんなんでＯＫ！
後は色！
オーケーオーケー！
この左の下二つがエー感じ！
これで行こう！
とっとと、
ガマられ地獄から抜け出そう！へへへ笑
そんなこんなで、
僕が支払いをして、
マテリアルのロールをオーダー。
後は、
ミスターアイザックの、
ゴットハンドと、
昔から使ってる、
ビンテージミシンのサウンドを
工場で響かせて貰えば、
鬼に金棒！
ガマに油！笑
バックオーダーだった、
マテリアルロールも、
しっかりミスターアイザックが受け取ってくれ、
作業に取り掛かってくれております。
イグチ氏の、
1936年FORD Coupe 。
こりゃ～カッコ良くなるぞ～！
この内装こそ本物の、
MADE IN USAですね！
なんせ、
僕と、ミスターアイザックが、
極上のガマられを受けたうえの
内装やもん！笑
こだわり倒しの、
価値の有るアポストリーで、
うらやましぃ～っすね！
ガマガマうるさくて、
申し訳ねがったけんちょも！ほんじも！
今日は、気合い入れ過ぎて、
このブログに3時間掛りました。。。。
流石に、疲っちゃ～～！笑
ムチョムチョー！！！
Best Regards
CHICAGOBOY
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1936 Ford - IGUCHI- Coupe 内装 後編！
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